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オンライン資格確認システム導入のご案内
 当院では、オンライン資格確認を行う体制を整えております。
マイナ保険証を利用することで、患者様の同意を頂き、診療情報などを取得・活用することにより質の高い医療の提供に努めてまいります。

 正確な情報を取得・活用するためにマイナ保険証の利用にご協力をお願いします。
(マイナ保険証とはマイナンバーカードを健康保険証として利用できるよう登録したものです)

なお、診療報酬の改定で、6月より医療情報・システム基盤整備体制充実加算を初診料と再診料に加算させていただきますので、ご了承ください。
●マイナンバーカードで診療情報を取得した場合又他の保険医療機関から診療情報の提供を受けた場合 初診料に1っか月に1回 2点
●マイナンバーカードで診療情報を取得出来ない場合                       初診料に1っか月に1回 6点
                                               再診料に1っか月に1回 2点
暑熱順化
 今年は早くから熱中症対策を呼び掛けています。
この間テレビで、消防隊員の方が熱中症対策として、防火衣、防火帽、空気呼吸器を装着して消防訓練をしている様子を見ました。早い段階から体を暑さに慣れさすことで、真夏の酷暑での活動に備えているのだそうです。そうすることがより効率的で、安全な活動ができるということでした。
「暑熱順化」とは、徐々に体を暑さに順応させることを言います。
やや熱い環境で、ややきついと感じるウオーキングを毎日30分ぐらい続けることで、2週間もすれば,暑さに順応する体を作ることができるということです。
入浴も大切です。シャワー浴より40℃ぐらいで10分から15分ほどの入浴をしましょう。入浴することで適度な汗をかくことができます。入浴の前後には充分な水分を摂りましょう。入浴剤も皮膚の表面温度を2度ほど上げる事ができるので効果があります。
又、身体が動かせない方、歩けない方は、冷房の効いた涼しい部屋だけで過ごし、汗をかかない生活を送っていてはいけません。急に暑い環境にさらされたときに、体温の調整ができなくなっています。特に高齢者の方や子供さんは、冷房の設定温度を高めにしましょう。朝夕は窓を開け、自然の空気を室内に入れましょう。冷房に依存しすぎない工夫をし、体を暑さに慣れさせることが大切です。椅子に座って手足を動かせる運動も一つの対策です。
 今年も暑そうです。暑熱順化には数週間かかります。今から体を暑さにならす訓練をしておきましょう。
足がつる・・『芍薬甘草湯』について
 夜間、足の趾やふくらはぎがつった御経験はないでしょうか。これは脱水やミネラルバランスの崩れ、糖尿病、また血流障害などが原因と言われています。
夏場、又冬場も寝汗はかきます。体の水分が少なければ筋肉の拘縮をおこします。寝る前にコーヒーなどのカフエインやアルコールを飲むと利尿作用により 足がつりやすい状態をつくることになるのでお勧めしません。
「芍薬甘草湯」という漢方薬を御存じの方も多いと思われます。足がつったとき良く処方される薬です。
これは『芍薬』と『甘草』から構成されています。『芍薬』は、あの“立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花”と美しい女性の立ち振る舞いを花にたとえたことわざに出てくる、あの芍薬の根です。気持ちを落ち着けたり、血流を良くしたり、痛みや筋肉のこわばりを和らげる作用があります。
甘草は 甘草の根です。消炎鎮痛作用があり、神経痛に効果があります。漢方は即効性がないと思っておられる方がいます。しかし、この処方はすぐ効果を発します。お湯に溶かして服用すると速く効きます。他の漢方薬との違いは、一日3袋も飲まないことです。甘草が多く含まれており、低K血症や偽アルドステロン症を起こすことがあります。低K血症では、倦怠感や浮腫、動悸などさまざまな症状がでます。又アルドステロンはナトリウムをため込みます。多量の甘草摂取は、アルドステロンが増加してないのにもかかわらず、あたかもアルドステロンが増加しているような症状(顔や手足のむくみ・脱力感・嘔気など=偽アルドステロン症)になります。
頻繁に足がつる方は、足のつりやすい状態を治すことが大切です。
栄養不足、水分不足の改善や、足を冷やさないよう温める、ミネラルを摂るなどを心掛けてみてください。
ニューノーマル時代の冷え性対策
 謹んで新年のお祝を申し上げます。
 冬、一年の中で一番寒い季節になりました。「冷え」を感じる方には辛い季節です。「冷え」は東洋医学の考え方で、西洋医学にはありません。何かの事情で自律神経が乱れ体温調節が下手になってくると「冷え」を感じやすいのだそうです。
冷えには①手足指先が冷える②下半身が冷える③お腹が冷える④全身の筋肉が冷えると4つに分かれます。①~➂の関しては自分である程度対策することで緩和することができます。
 まずは歩きましょう。身体を動かすことで全身の血流が良くなります。足の血流も良くなります。
気温の下がる夜間に冷えを軽減できるように風呂あがりは足のストレッチをしましょう。
シャワーでなく、浴槽につかりましょう。循環も良くなります。
人参、カボチャ、セロリ、ゴボウ、玉ねぎなどビタミンA・B1・Eをとりましょう。動脈硬化予防になるし、体温上昇、血行促進作用もあります。生姜,根菜類は、体を温める作用もあります。生姜ベースの漢方薬もお勧めです。
 ニューノーマル時代は家に閉じこもりがちです。自分の健康はまずは自分で気が付き管理をする、予防すること。
自身が病気にならないような生活を心掛けましょう。
機能強化加算について・・・・・当院の取り組み
【当院は「かかりつけ医」して、必要に応じて次のような取り組みを行っています。】

➀他医療機関の処方薬も含めた医薬品の把握と必要な服薬管理

②健康診断の結果等の健康管理に関する相談

③保健・福祉サービスに関する相談

④診療時間外・夜間休日の対応 連絡先はこちら  ➡📞 088-654-5022

⑤必要に応じて専門医や専門医療機関へ紹介
帯状疱疹のワクチンを知っていますか
最近帯状疱疹ワクチンのコマーシャルがあることを御存じでしょうか。コロナワクチンではなく、帯状疱疹?と不思議に思っている方もいらっしゃると察します。
帯状疱疹は私たちが子供の頃にかかった水ぼうそうのウイルスが脊髄の神経節に潜伏しており、疲れなど免疫力の低下をきっかけにウイルスが再活性化し痛みと発疹を発症するものです。
若い世代にも帯状疱疹にかかる方が増加しています。この頃の子供さんは水痘ワクチンを接種するため、水痘に罹患する子供さんが減っています。そのため大人は水痘にかかった子供さんと接することがないので以前のように大人が免疫力を活性化出来る機会が減ったことも、若い世代に帯状疱疹が多い理由の一つです。
このコロナ禍で帯状疱疹にかかる方が増えている原因として、①コロナ感染による細胞性免疫の低下②コロナ禍におけるストレスの増加③生活環境や食生活の変化による免疫力の低下などが考えられています。確かに当院の外来にも帯状疱疹にかかった方が増えてきました。
帯状疱疹にかかると痛みとともに水ぶくれを伴う発疹が現れます。抗ウイルス薬の内服薬が必要です。皮膚症状が治っても痛みが残り、帯状疱疹後神経痛に移行する方もまれではありません。
帯状疱疹のワクチンには従来の水痘ワクチン(1回接種)と新しい不活化ワクチン(半年以内に2回接種)の2種類があります。費用や接種対象者にも違いがあります。補助し帯状疱疹のワクチンは任意ですが、かかれば重症化することもあるということを御理解していただきたいと思います。
ニューノーマルな日常生活をする
春になればwithコロナからafterコロナの話をと思っていましたが、どうやらコロナ感染は終息する気配はありません。しかし、いつまでも引き込んでいるわけにはいきませね。第7波が来てもしっかり押さえる体制を整えましょう。
①ワクチン接種をしましょう。どこかのコマーシャルの通りです。~自分と大切な人を守るために~
②ソーシャルディスタンスを徹底しましょう。
③メリハリをつけたマスクの着用をしましょう。周囲に人がいないところは大丈夫。熱中症には気をつけてください。
④手洗いを継続しましょう。
⑤どうしても複数で集まらねばならないときは、感染リスクを回避する工夫をしましょう。
⑥部屋は適時換気をしましょう。
⑦お出かけして、感染が気になるなら検査を受けましょう。無料PCR検査を実施しているところもあります。
⑧お子様やご自身の必要な検査や受診は、後回しにせず、感染防止対策をして受けてください。病気の発見が遅れることがあります。
たぶん、コロナ感染がなかったころのような日常にはもう戻ることはないように思われます。
私たち一人一人が、感染防止対策を日常に取り入れた“ニューノーマルな生活や働き方”を受け入れて、活動をしはじめていきましょう。