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夏場のマスク 熱中症に気を付けて
コロナ感染を想定した「新しい生活様式」の中でマスクは欠かせないものです。しかし気温・湿度の高い中でマスクをつけることは、自分の呼吸で暖かい空気しか入ってこず、熱がこもりやすくなります。マスクによる加湿でのどの渇きがわかりにくく、熱中症に気づくのが遅くなります。又マスクをつけての運動はマスク内部の温度が上がり低酸素になりやすいそうです。マスクの着用による熱中症の対策は変わりません。細目に水分を取り、無理をして暑い日に人ごみに行くのは避けましょう。人がいないときにいったんマスクを外すことも良いと思います。休んで水分を摂りましょう。
以下厚労省から「新しい生活様式」におけるマスク着用下の熱中症予防のポイントです。
①屋外では人と2M以上離れることができるならマスクをはずす
②マスクをするときは身体に負担のかかる作業・運動をひかえる
➂周囲の人との距離をとれる場所では適宜マスクを外すし休憩をとる
いよいよ梅雨明けしそうですね。
今年の夏は平年よりさらに気温が高いと予測されています。「新しい生活様式」の中で、自分の体調に合わせて計画的に外出をし熱中症の予防をしましょう。
漢方薬と新型コロナウイルス感染症
今月もコロナ感染の話です。新型コロナの薬として『レムデシビル』が承認されました。これは重症の方に限る治療薬ということです。供給量が限定的でどこまで確保できるか今は不透明ということでした。
中国ではコロナ感染にいろいろな漢方薬が使われたといいます。漢方薬がコロナウイルスを直接殺すとは思いませんが漢方薬には抗炎症作用・抗ウイルス効果・免疫調整作用があるものがあり 対症療法として漢方薬が活躍したようです。
当院は漢方薬にも力を入れてますので、中国から発表された文献の中から少しお話させていただきますね。
コロナ感染で重症な患者さんには「清肺排毒湯」が使われたようです。これは日本にはエキス剤はありません。ただ「麻杏甘石湯」+「胃苓湯」+「小柴胡湯加桔梗石膏」・・これらを合わせたものがほぼ同じ内容のものになります。
予防薬として「補中益気湯」や「十全大補湯」が活用されたようです。これらは日本でも免疫力を高めると癌患者さんなんかによく用いられています。
発熱や悪寒には「葛根湯」や「麻黄湯」「麻黄附子細辛湯」などが利用されたという報告でした。
私もコロナ感染症やその疑いのある患者さんに対する漢方薬の効果をもう少し勉強し、次回お伝えできればと思います。
コロナにかからない、コロナにまけない。一人一人が気をつけましょうね。

新型コロナウイルス感染・・私からアドバイスできること
 春になりました。春なのに・・明るい話題ではなく新型コロナウイルス感染のことで大変ですね。私から何かお伝えできるお役に立てることとしては・・・
 まずは手洗いの仕方です。手洗いは石鹸で洗ってから、アルコール消毒という順番です。石鹸は固形ではなく、液体ポンプ式のものを使いましょう。手のひらだけでなく、汚れの残りやすい、爪のはえぎわ、指と指の間、親指、手関節なども洗いましょう。そしてよく乾かしてからアルコール消毒です。アルコールは手が濡れた状態では効果が薄くなります。手指全体にわたるよう広げ乾かしましょう。乾くには15秒は必要です。
 そしてマスクのつけ方。なかなか手に入りにくいようですが、襞が下向きになるように広げ、鼻から顎にかけて覆いましょう。少し硬いところ(ノーズピース)がある側が上です。ゴムの位置は製造メーカーによって表側にあるところと裏側(肌に密着する側)にあるものがあるようです。
 気分も憂鬱になりますね。大勢が集まるところへはなかなか行けないけれど、近所を歩いたり、歌を歌ったり、おいしいものを食べたり、衣替えもいいかもしれない
何か気分晴らしをして リフレッシュしましょう。
 気持ちまで負けないでほしいです。
 早く新型コロナウイルス感染が収束することを祈っています。
太りにくいお餅の食べ方
 皆様 穏やかに新年をお迎えのことと存じます。“寒の入り”と呼ばれる時期なのに今年は暖かですね。
正月の間 飾った鏡餅を食べる風習がある地方も多いと思います。お餅はおいしいけど食べ過ぎると太る・・という声をよく聞きまね。お餅の切り餅二切れ100gとお茶碗1杯の米飯とが同じぐらいのカロリーです。(235kcal)お餅が太るというのは 血糖値の上昇具合を示すGI値(炭水化物が分解され糖質に変わるまでのスピードを表したもの)が高いからです。お餅を食べるとき、おぜんざいに入れたり、砂糖をまぶしたりすれば 高GI値同士の組み合わせとなってしまいます。お餅と一緒に食物繊維が多い食材や蛋白質をとりましょう。脂肪の吸収を防ぎ消化を助けてくれます。お餅は他の穀類に比較し蛋白質も比較的多く、100gあたり4gも含んでいます。腹持ちもいいようです。もち米のでんぷん、アミノペクチンに粘りっけがあり消化酵素がなかなか中に入れず、分解に時間がかかるためということです。食べるのは朝の食事の最後が良いらしいですよ。血糖の急上昇を防ぐからです。またお餅はミネラルやビタミンを含むので体を温める効果もあります。お餅は食べ方を工夫すれば、決して太るものでもなさそうですね。
 本年も、2か月毎ですが、皆様方の日常生活、食生活のちょっとしたアドバイスになるようなことを「お知らせ」で書かせていただきます。ご参考になれば幸いです。
今年も元気に過ごしましょう。
大人の昼寝
 昼ごはんを食べた後、眠たいな‥と思うことはありませんんか?満腹後はだ誰しも睡魔に襲われやすいです。昼寝をすることで頭だけでなく心も休まりリラックスでき、仕事や勉強に取り込むことができます。高血圧や糖尿病の予防にもなりますし、ストレスを和らげることが、認知症の予防にもなると言われています。ただし、30分未満と短い昼寝が良いようですよ。1時間以上の昼寝は 逆に認知症の発症率が高くなるそうです。
 昼間の明るい時間に寝れない方は、数分でも目をつむって体を休めましょう。目から情報が入らない時間を作るだけでも、脳からリラックス効果のあるα波が出ます。
 眠気が取れても疲労回復にはならないため、夜はゆっくり休むようにしましょう。
お天気と体調
 今年は台風が多いようです。この時期に「頭が痛いな‥」「眩暈がする・・」という方がいらっしゃいますね。天気で体調が悪い!というのは決して気のせいではありません。後頚部痛、耳鳴り、喘息、関節痛、うつ状態、古傷の痛みなど、これらは自律神経のバランスが崩れることが原因のようです。
自律神経には緊張によりドキドキする交感神経、気持ちをリラックスさせる副交感神経があります。台風は移動する速度が速く、交感神経を活発にし,過度に血管が収縮することで周囲神経を興奮させるため、痛みを強くします。飛行機、高層エレベーターも同様です。 
 天気による体調不良を軽減させるるには①規則正しい時間に起きる②栄養のバランスを考えた食事を3回摂る③有酸素運動をして汗をかく④腹式呼吸を意識する⑤体を温めるたべもの、根野菜、しょうが、唐辛子、そして酸っぱいものを食べるなどです。
 日ごろから自律神経のバランスを整えるようにしましょう。
暑熱順化
【暑熱順化】という言葉を聞いたことがありますか?これは 身体を徐々に暑さにならすことです。今年のように梅雨入りが遅く、気温も上がり下がりがあり、身体が気候に順応しにくい時期は、急に暑くなったりすると熱中症にかかりやすくなります。屋外では水分補給が必要と多くの人は理解できていますが、屋内ではつい気を抜いてしまい水分補給ができていない方が多いようです。昨年は住居で熱中症になるかたが40.3%と一番多く、熱中症で救急搬送された高齢者は48.3%にもなります。一人暮らしのお年寄りは、水分も取らない、冷房もしない、誰も異常に気付かないことが多く、周囲がは注意をしなければいけません。
汗をかくことは体温調節です。汗をかく環境も大切です。軽いウオーキング、シャワーでなく、湯船につかることも必要です。入浴後はミネラルと水分の補給をすることで暑熱順化を進めることができます。一騎飲みするのじゃなく、チョコチョコ飲みましょうね。水分補給としてのビールはだめですよ。利尿作用が強く脱水になります。
さあ、もうすぐ夏本番。頑張ってこの夏を乗り越えましょう!