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お知らせ
猛暑が続いております。
コロナ感染も流行っています。
どうぞ皆さま お気を付けください。
今年のお盆ですが 13日AM 14日AM 15日休み 
16日より通常通りです。(土曜日なのでAM)

尚、病院の診療時間ですが AM9時~12時半 PM2時~18時半です。ただし受診受け付けはAM12時まで 又PM18時までとさせていただいております。
ご了承ください。
梅雨の時期の熱中症
暑いですね。梅雨の時期の熱中症は気温だけでなく湿度にも気を付けなければなりません。湿度70%以上は熱中症になる危険があります。
熱中症には軽症のものから重症のものまであります。
めまい、筋肉痛、こむら返り、口の渇きなどの症状があるなら熱中症を疑いましょう。
対処の基本は①身体の冷却②水分、塩分補給です。まずは涼しいところに移り、衣類を緩め、首の周りや,脇の下などを冷やしましょう。水分、塩分、経口補液を補給しましょう。数十分で回復することが多いようです。
症状が進んだら頭痛や、吐き気、倦怠感などの症状もあり、自分で水分摂取ができないようになってきます。病院に行って点滴が必要です。
呼びかけに応答がおかしい方、高熱が出たり、痙攣したりするような方がいれば、ためらうことなく、救急車を呼びましょう。
暑さの感じ方は人によって違うし、普段の暑さへの慣れも人によってさまざまです。
特に高齢者や子供さんは暑さや水分摂取の感覚機能が下がっています。体温調節がうまくできません。
外出時は帽子や日傘、又通気性の良い衣類を着ましょう。
室内でも、外出時でも、喉の渇きを感じなくてもこまめに水分、塩分を補給することが大切です。扇風機やサーキュレーターを使い空気の流れを作る、ベランダに打ち水をする、観葉植物を窓際におくなど、ちょっとした工夫で部屋の暑さを緩和することができます。
梅雨が明けたら、いよいよ夏本番がやってきます。
どうかお体に気をつけて、元気でこの夏を乗り切りましょう。
【安全なダイエット~若い世代、中高年世代~】                     
BMIをご存じでしょうか、ボディ・マス・インデックスと呼ばれ肥満の度合いを表す指標です。BMI=体重(kg)÷身長(m)÷身長(m)で計算します。
《18.5未満 : やせすぎ  ・  18.5~25未満 :正常  ・   25以上  :  肥満》
まずは自分にダイエットが必要かどうかを考えましょう。若い方、特に女性の方、無理なダイエットはやめましょう。食事を抜くことや炭酸でおなかを満たすような方法は、筋力が衰え、体脂肪ばかり増えて逆に隠れ肥満になります。栄養不足になり、貧血や生活習慣病や病気のリスクも高くなり、妊娠にも影響します。肌の色も悪く、カサカサになり吹き出物も出やすくなり、美容にもよくないことを知ってほしいと思います。
又、中高年のBMIが高い方のダイエットのための食事制限も、健康に悪い影響があることを知っていてください。筋肉量が減り基礎代謝量、エネルギー代謝量の減少につながりますし、ストレスに弱くなり、病気を引っ張ってくることがあります。
食事量ではなく、間食の取り方や調理方法を考え直しましょう。栄養バランスの取れた食事をしましょう。特にたんぱく質をとりましょう。筋肉だけではなく、血液や骨を作ります。肉、魚、卵、大豆製品、乳製品を毎日の食事に取り入れましょう。お酒は控えましょう。過度な糖質制限や脂質制限はよくありません。BMIが正常でも、腹囲、血圧、血糖値が高い方も食事を見直しましょう。
筋肉量を維持するために適度な運動をすることが大事です。筋トレ、有酸素運動、バランス訓練などを組み合わせましょう。
野菜がとれていないから、それを野菜ジュース類に置き換えることは、必要以上の糖質をとることになります。
短期間で体重を落とすことは、長続きせず、リバウンドします。中高年世代の方は、健康を維持しながらゆっくりとダイエットをすることが大切です。




春の三寒四温 ~「気象病」に気をつけて
 どんよりと曇った日、また雨の日は頭が重かったり、季節の変わり目には決まって体調を崩したりしませんか。最近「気象病」という病気が注目されています。これは気候や天気のせいで体が不調になるというもので、頭痛、めまい、疲労,関節痛、うつ状態、嘔気などいろいろな症状があります。
その原因は、気圧・気温・湿度など気象の変化で自律神経が乱れることと言われています。内耳の機能低下も関係しているようです。
気象病は男性より女性の方が多く、若い方は頭痛、高齢の方はめまいが多いようです。また乗り物酔いをしやすい方は気象病になりやすいといわれています。
予防には自律神経を整えることが大切です。ストレスはどこにでもあります。誰にでもあります。①まずは規則正しい生活をしましょう。朝起きたらカーテンを開け日光を浴びましょう。②十分な睡眠をとりましょう。寝る前に刺激的なテレビやスマホを見る事はやめましょう。安眠が取れないようです。③勝敗のかかったスポーツよりウオーキングやサイクリングなどマイペースでできる有酸素運動をしましょう。自律神経が鍛えられます。
漢方薬にも効果があるものがあります。東洋医学には体の中の水の流れが悪くなると頭痛、めまい、むくみなどが起こるという考え方があります。漢方薬を飲むことで、体の水の巡りが良くなり、気象病の症状を軽くすることができます。
 春は三寒四温で低気圧と高気圧が交互にやってきます。暖かくなると副交感神経が活発になりますが気温の急変により自律神経も乱れがちになります。気象情報をチェックして、体調に合わせた服装、生活を心掛けましょう。

アンチエイジング
 新しい年を迎え、『心あらたに今年も頑張ろう』と毎年思います。でも、少しずつ老化が進んでいる自分の体のことも気がかりです。アンチエイジング、これは身体を若々しく保つことです。そのためには何が大切なのでしょうか。
人の体は活性化酸素を作ります。これは病原菌やウイルスなどから体を守る反面、過剰になると細胞が傷つきます。これが酸化ストレスです。酸化ストレスは、悪玉コレステロールの増加や生活習慣病の原因になります。動脈硬化が進み、血液が流れにくくなり、老化を促進するようです。老化防止のために次のようなことを心掛けてみましょう。
①質の良い睡眠をとること:質の良い睡眠とは、眠りについてから1時間半ぐらいの間にぐっすり眠れることだそうです。良い睡眠は心身の疲れをとり、ストレスをなくし、老化の進行を遅らせるといわれています。②お酒を控えること: お酒は、老化の原因の活性化酸素を発生させるため控えましょう ③適度な運動をする : 運動は血流をよくし、筋肉の衰えも防ぎます④栄養のバランスがとれた食事ビタミンA・C・Eは抗酸化ビタミンと言われています。海草や緑黄食野菜をとりましょう。
⑥体の体の糖化を防ぐこと: 高血糖は老化を進めます。甘いものは控えましょう。⑦低栄養状態はやめること:食事の制限もよくありません。脳の老化を早めます。肉、魚、特に青魚をとりましょう。⑧その他、紫外線や大気汚染、喫煙などは活性化酸素が増えやすいということでした。
老化は仕方がないけれど、そのスピードは緩めることができます。
 いつまでも若々しく健康でありたいですね。
今年も頑張りましょう。
ヒートショックに気をつけましょう
朝晩の寒暖の差が激しく、なんとなく体がだるいな~と感じている方も多いのではないでしょうか?気温の変化に体はなかなかついていけません。
気温の差で血圧が上下して、心臓や血管の疾患が起こることを『ヒートショック』と言います。
入浴時、室内と脱衣場では気温の差があります。脱衣場は部屋より気温が低めで、血管が縮んで血圧が上昇します。浴室はタイルが多く、寒くさらに血圧が上昇します。浴槽の中は熱い。長風呂すると血管が広がり、血圧は下がります。このような温度差で血圧は上下し、めまい、立ち眩み、嘔吐、頭痛が起こります。重症では、脳内出血や心筋梗塞、脳梗塞など起こす恐れがあります。
①高齢者②高血圧・糖尿病など動脈硬化がある方③肥満症④睡眠時無呼吸がある方⑤不整脈のある方は要注意で⑥浴室に暖房設備がない方⑦一番風呂が好きな方⑧熱いお風呂が好きな方⑨長風呂の方(30分以上)の方も気を付けましょう。
予防対策としては●脱衣場と浴室を温めてから入浴しましょう●ゆっくりとお風呂から出ましょう。急な温度の変化は、入浴で血管が広がり血圧が下がっているため、脳まで血液を運ぶ力が弱く、失神することもあります。●お風呂の温度も38~40度と低めにしましょう。●食後低血圧になる方もいます.事故を避けるため入浴は食事の前が良いでしょう。●飲酒後は血管が広がり血圧も低めなので入浴はやめましょう。

季節の変わり目は、血圧が極端に変動しないように体に負担のない入浴方法を心がけましょう。
熱中症に気をつけなければならない人
7月8月梅雨が明けますと、厳しい暑さとなり熱中症に気をつけなければいけません。
次の方々は、特に注意しましょう。
まずは、高齢者の方。高齢者の方は体温調節がうまくできず、体の中に熱がこもりやすくなっています。のどの渇きを感じにくく、体の中の水分は不足しがちです。
こまめな水分と適度に塩分の補給を心がけましょう。
そして、乳幼児の方。小さいお子様は大人より体温が高いのが特徴ですが、発汗がまだまだ未熟で体温調節を上手にはできません。毎年炎天下の車の中で、体温より温度が高い場所で、短時間に体温が上昇し、生命に危険が及ぶ事例に遭遇します。小さいお子様の顔色、発汗状況を大人がしっかり観察しましょう。日頃から暑さに慣れさすことも必要です。服装も選びましょう。環境に応じて衣類の着脱を指導することが大切です。大人と違い、背が低いため晴れた日の地面からの照り返しの温度は強いはずです。
大人が気を付けましょう。
運動に不慣れな低学年の方は、自分の体がまだまだ分からず、無理をするからでしょうか、熱中症になりやすいという統計がでています。
肥満傾向の方も、熱中症になりやすいようです。熱を発散しにくいからだと思われます。
十分な睡眠がとれていない方、体調が悪い方も注意しなければなりません。
二日酔いや下痢で体内の水分が不足している方も危険です。体温調節が普段通り働いてないから、熱中症を起こしやすいといえます。
持病がある方、糖尿病、高血圧、心臓疾患、腎機能障害方も注意してください。
対策として①のどが渇いてなくても、こまめに水分補給をする②暑いときは無理をしない③部屋の風通しを良くする④エアコン、扇風機を利用する⑤外出時は、熱を発散できる服装に心がけるなどをお勧めします。
しっかりと熱中症の知識を持ち、みんなでこの夏を乗り越えましょう。