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テレワークやZOOM学習による健康二次被害
テレワークやZOOM学習で座っている時間が長くなっていませんか。座りすぎは心にも体にも良いことではありません。
①パソコンの画面を長時間見ることで、視力低下やドライ・アイになります。エアコンの風の向きを調整し、加湿器を準備することも忘れないようにしましょう。
パソコンの文字を大きくすることも良いと思います。パソコンモニターを見る角度は、水平方向よりやや下向きにする方が涙の蒸発を防ぐことができるようです。
一時間に10分~15分は休憩をしましょう。
②部屋に閉じこもる毎日は、気分も落ち込みがちになります。交感神経と副交感神経のバランスが悪くなり、自律神経が乱れてしまいます。朝が起きづらいということはありませんか?立ち眩みが起こったりしていませんか。自律神経を整えるには規則正しい生活が大切です。主食、主菜、副菜をそろえて食べましょう。ビタミンD不足に注意しましょう。日光に当たることで作られるものですが、サケやブリ、シイタケにも豊富に含まれています。朝食は採りましょう。野菜は一日350g摂りましょう。手のひらいっぱいぐらいの野菜の量です。脂質、砂糖、塩のとりすぎに注意しましょう。
③相談相手、愚痴をいう相手を見つけましょう。みんな同じ気持ちです。そして相談されたら、相手の話を聴く姿勢が大切です。
④日常生活で動くことを意識する必要があります。階段を上り下りしたり、筋トレもいいでしょう。
無理をせず、感染を予防しながら、少しずつ体を動かす機会を増やしましょう。
春はもうすぐです。
喫煙とコロナ感染
新しい年を迎えました。コロナ感染の広がりがすごくて、「新しい年は“ポストコロナ”の話」と思っていたのですが、もう少し先にしたいと思います。
今年は、“喫煙とコロナ感染”に関するお話からいたします。
これは喫煙とコロナウイルスの科学的知見についてのWHOの発表です。
喫煙は、心血管疾患、癌、呼吸器疾患、糖尿病などの方にとって危険因子です。そして、これらの持病を持っている方は新型コロナウイルスに対してより脆弱で、感染時には重症化しやすいということです。確実な根拠文献は見つからなかったのですが、喫煙がコロナ感染で入院されている方の病気と死亡の重症度の増加に関連していることは間違いないようです。国立国際医療研究センターなどが昨年2月までに新型コロナ感染とコロナ感染重症化リスクの関係の分析をした結果があります。喫煙者のECMOが必要な(重症化)リスクは、喫煙歴がある方とない方を比べたら重症化リスクは、喫煙歴がある方はない方と比較すると、男性で1,51 倍・女性で1,91倍になると書かれていました。タバコを吸ったことがある方は、持病がある方が多く、重症化リスクが高まっているということです。
喫煙が非喫煙者に比較し、新型コロナウイルスで重篤になる可能性が高いという証拠が出たら、喫煙者は煙草をやめたいと思うはずです。
今はコロナ感染の広がりがすごい。重症化は少ないと聞きますが、喫煙歴のある方は、感染対策を徹底しましょう。何よりもタバコを止めることが喫煙による病気を予防し、リスクを下げるために重要です。
今年は、皆、健康でいてほしいですね。
コロナ禍だけど‥前向きに考えよう!
コロナ感染者数が、ようやく減少してきましたが、これまで、家に閉じこもりがちだった生活で趣味などの社会活動が減って、体を動かす機会が少なくなっています。身なりを気にしなくなったり、何事にもやる気がなくなったり、物忘れが増えたという方が少なくありません。
食生活においては、バランスの良い食事をとるようになった人が増えたといいます。でも楽しい食事時間は減っていますね。
睡眠時間はわずかに増えたようですが、熟睡はできていない人が多いです。
さらに心配なことに、認知機能の低下リスクが上昇するという結果があります。
コロナ禍で3人に一人が認知機能の低下を認めるという結果です。
コロナ禍では、健康診断の受診率も低下しています。重大な病気を見逃す危険性が高いといえます。
認知機能低下を阻止するには、①運動②睡眠③タンパク質摂取が大事です。
運動することで脳を活発に動かせることと、高血圧、高脂血症そして心血管疾患にも間接的に良い影響を与えます。ただ、身体機能が低下している高齢者には、一定の運動を行い、維持するのは容易な事ではありません。自分の病気を理解し、自分のペースでゆっくりやりましょう。睡眠は65歳以上では睡眠の浅いノンレム睡眠が多くなります。これは認知機能を低下することに繋がります。良い質の睡眠がとれたらと願います。
食事は肉や魚、油脂が減り、果物、大豆、乳製品、野菜が増えています。
家での時間が増えることは 体に良い食生活を考えるという、これもメリットですね。
コロナ禍は、考え方次第では、ご自分の体と向き合い、健康の秘訣を改めて知ることができるチャンスだったと言えます。
コロナカ良い点もあったなあと前向きに考えています。皆様、頑張りましょう。
ワクチン接種後の注意点
徳島もワクチン接種が進んでいきました。今回は、ワクチンを受けた後の注意点を書きます。
ワクチン接種を受けた方は、15分以上接種した病院でお待ちください。体調に異常を感じたら、職員の方に伝えてくださいね。
入浴は問題ありませんが、接種部をこすらないでください。当日は運動やアルコール飲酒は控えてください。
ワクチン接種の十分な効果がでるのは 2回接種後2週間くらいと言われています。ただ、2回接種している方でも、感染した方の報告がありますね。
「ブレークスルー感染」と呼ばれるものです。デルタ株が広がることで増えてきましたが、ブレークスルー感染は比較的軽症と言われています。ワクチン接種により重症化を防ぐ効果は高いようです。
ワクチン接種が進むこと、周囲の方が皆接種をすることで、社会の中での流行を食い止めることに繋がります。ワクチン接種をしても今まで通り感染対策をすることが、感染を広げないことに繋がりますので、接種が終わっても感染対策を続けていきましょう。
コロナワクチン副反応について
 高齢者のコロナワクチンの接種が一段落し、職域接種、64歳以下のワクチン接種が本格化してきます。すでにワクチン接種を終えた方から、接種後の副反応の話を聞き、不安になっている方も多いと思われます。
 ワクチン接種後の副反応として多いのは、①注射した部分の痛み②疲労・筋肉痛・頭痛・発熱③嘔吐などです。
①は50%以上の方にあるようです。②は10~50%の方に見られます。③は1~10%の方に出てきているようです。
インフルエンザのように意識障害、幻視,幻覚などはあまり報告がありません。
 患者様から、「発熱や頭痛に解熱鎮痛剤などを飲んでいいですか」という質問がよくあります。
厚生労働省では「ワクチンによる発熱は接種後1~2日以内に起こることが多く、必要な場合は解熱鎮痛剤を服用するなどして、様子を見ていただくことになります」との回答をしています。解熱鎮痛剤には、アスピリン、ロキソプロフェンやイブプロフェンなどの非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)ではなく、抗炎症作用の少ないアセトアミノフェン(カロナールなど)を服用した方が良いという考えがあります。アセトアミノフエンは、妊娠中・授乳中も使うことができます。予防的に解熱鎮痛剤を先に飲むことは推奨されていません。ご自分で判断せず、かかりつけ医に相談してください。
 当院では、できるだけ皆様の希望に添うようワクチン接種を進めていきたいと考えています。
一般の方のワクチン接種の方向性が決まり次第、このお知らせで報告いたします。よろしくお願いいたします。
WITH マスク時代! 肌をマスクから守りましょう
マスクによる肌のトラブルをよく耳にします。マスクによる肌荒れの一番の要因はマスクと肌の摩擦だそうです。
口を動かししゃべることでマスクと肌の間に摩擦が起き、肌のバリア機能が壊れます。そのため肌荒れやかぶれが起こるのです。
又マスクの中は温度そして湿度が高くなります。口の中の雑菌がマスクの中で繁殖するのだそうです。かゆみ、そしてニキビもできやすい環境を作ってしまっています。
肌が弱くマスクでかゆみや吹き出物が増えたという方はマスクの中にガーゼを入れましょう。不敷布マスクは肌との間の摩擦のために繊維が毛羽だってきます。同じマスク(不敷布マスク)を長い間付けていると、この毛羽だった繊維が肌を傷つけます。
ようやく不敷布マスクも手に入りやすくなりました。可能であれば毎日新しいものに交換しましょう。
汗をかいたらマスクをはずし、汗をふきましょう。雑菌がわきやすい環境が改善されます。これから気温が上がる季節になります。戸外で汗をかいたらマスクを取り換えることも必要です。
マスクで肌が乾燥する方は マスクをはずす時間も作りましょう。はずしている間に保湿をすることが大切です。
肌は優しく洗いましょう。ごしごしこすることは肌が敏感になっているこの時期、バリア機能を壊しさらなるトラブルの原因になります。
 WITH マスク時代はしばらく続きそうです。肌をマスクから守る対策を心掛けてください。
薬の副作用
 コロナワクチン接種のことで「副作用は?」とか「アレルギー反応はでないか?」など不安になっていませんか。
 そもそもアレルギーって何でしょう?
人は、自分の細胞と外から侵入してきた異物を区別し、異物を排除しようとする免疫機能を持っています。でもこの免疫機能が過度に反応すると 体に有害な症状を起こします。これをアレルギーといいます。薬もアレルギーとなります。皮膚の湿疹やかゆみからショック状態(突然の血圧低下)まで、アレルギーには様々なものがあります。アナフィラキシー(きわめて短時間にでるアレルギー反応)は、頻度は低いのですが生命に危険なものです。お年寄りや小さなお子様などが副作用が出やすいようです。不安になって自己判断で薬をやめたり、加減したりするのでなく、まずはかかりつけ医に相談しましょう。
 コロナワクチンは局所反応(腫脹、発赤、硬結、疼痛等)と全身反応(発熱、頭痛、倦怠感、筋肉痛)が有害事象として報告されています。ワクチンとの因果関係がわからないのが大半のようですが、接種によるリスクよりコロナにかかりにくい、また重症化しにくいという利点があると言われています。
私たち医療機関も正確な情報を知り、皆様方へお伝えする義務があります。
 コロナワクチンのことで不安に感じたらいつでも相談してください。