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機能強化加算について・・・・・当院の取り組み
【当院は「かかりつけ医」して、必要に応じて次のような取り組みを行っています。】

➀他医療機関の処方薬も含めた医薬品の把握と必要な服薬管理

②健康診断の結果等の健康管理に関する相談

③保健・福祉サービスに関する相談

④診療時間外・夜間休日の対応 連絡先はこちら  ➡📞 088-654-5022

⑤必要に応じて専門医や専門医療機関へ紹介
帯状疱疹のワクチンを知っていますか
最近帯状疱疹ワクチンのコマーシャルがあることを御存じでしょうか。コロナワクチンではなく、帯状疱疹?と不思議に思っている方もいらっしゃると察します。
帯状疱疹は私たちが子供の頃にかかった水ぼうそうのウイルスが脊髄の神経節に潜伏しており、疲れなど免疫力の低下をきっかけにウイルスが再活性化し痛みと発疹を発症するものです。
若い世代にも帯状疱疹にかかる方が増加しています。この頃の子供さんは水痘ワクチンを接種するため、水痘に罹患する子供さんが減っています。そのため大人は水痘にかかった子供さんと接することがないので以前のように大人が免疫力を活性化出来る機会が減ったことも、若い世代に帯状疱疹が多い理由の一つです。
このコロナ禍で帯状疱疹にかかる方が増えている原因として、①コロナ感染による細胞性免疫の低下②コロナ禍におけるストレスの増加③生活環境や食生活の変化による免疫力の低下などが考えられています。確かに当院の外来にも帯状疱疹にかかった方が増えてきました。
帯状疱疹にかかると痛みとともに水ぶくれを伴う発疹が現れます。抗ウイルス薬の内服薬が必要です。皮膚症状が治っても痛みが残り、帯状疱疹後神経痛に移行する方もまれではありません。
帯状疱疹のワクチンには従来の水痘ワクチン(1回接種)と新しい不活化ワクチン(半年以内に2回接種)の2種類があります。費用や接種対象者にも違いがあります。補助し帯状疱疹のワクチンは任意ですが、かかれば重症化することもあるということを御理解していただきたいと思います。
ニューノーマルな日常生活をする
春になればwithコロナからafterコロナの話をと思っていましたが、どうやらコロナ感染は終息する気配はありません。しかし、いつまでも引き込んでいるわけにはいきませね。第7波が来てもしっかり押さえる体制を整えましょう。
①ワクチン接種をしましょう。どこかのコマーシャルの通りです。~自分と大切な人を守るために~
②ソーシャルディスタンスを徹底しましょう。
③メリハリをつけたマスクの着用をしましょう。周囲に人がいないところは大丈夫。熱中症には気をつけてください。
④手洗いを継続しましょう。
⑤どうしても複数で集まらねばならないときは、感染リスクを回避する工夫をしましょう。
⑥部屋は適時換気をしましょう。
⑦お出かけして、感染が気になるなら検査を受けましょう。無料PCR検査を実施しているところもあります。
⑧お子様やご自身の必要な検査や受診は、後回しにせず、感染防止対策をして受けてください。病気の発見が遅れることがあります。
たぶん、コロナ感染がなかったころのような日常にはもう戻ることはないように思われます。
私たち一人一人が、感染防止対策を日常に取り入れた“ニューノーマルな生活や働き方”を受け入れて、活動をしはじめていきましょう。
テレワークやZOOM学習による健康二次被害
テレワークやZOOM学習で座っている時間が長くなっていませんか。座りすぎは心にも体にも良いことではありません。
①パソコンの画面を長時間見ることで、視力低下やドライ・アイになります。エアコンの風の向きを調整し、加湿器を準備することも忘れないようにしましょう。
パソコンの文字を大きくすることも良いと思います。パソコンモニターを見る角度は、水平方向よりやや下向きにする方が涙の蒸発を防ぐことができるようです。
一時間に10分~15分は休憩をしましょう。
②部屋に閉じこもる毎日は、気分も落ち込みがちになります。交感神経と副交感神経のバランスが悪くなり、自律神経が乱れてしまいます。朝が起きづらいということはありませんか?立ち眩みが起こったりしていませんか。自律神経を整えるには規則正しい生活が大切です。主食、主菜、副菜をそろえて食べましょう。ビタミンD不足に注意しましょう。日光に当たることで作られるものですが、サケやブリ、シイタケにも豊富に含まれています。朝食は採りましょう。野菜は一日350g摂りましょう。手のひらいっぱいぐらいの野菜の量です。脂質、砂糖、塩のとりすぎに注意しましょう。
③相談相手、愚痴をいう相手を見つけましょう。みんな同じ気持ちです。そして相談されたら、相手の話を聴く姿勢が大切です。
④日常生活で動くことを意識する必要があります。階段を上り下りしたり、筋トレもいいでしょう。
無理をせず、感染を予防しながら、少しずつ体を動かす機会を増やしましょう。
春はもうすぐです。
喫煙とコロナ感染
新しい年を迎えました。コロナ感染の広がりがすごくて、「新しい年は“ポストコロナ”の話」と思っていたのですが、もう少し先にしたいと思います。
今年は、“喫煙とコロナ感染”に関するお話からいたします。
これは喫煙とコロナウイルスの科学的知見についてのWHOの発表です。
喫煙は、心血管疾患、癌、呼吸器疾患、糖尿病などの方にとって危険因子です。そして、これらの持病を持っている方は新型コロナウイルスに対してより脆弱で、感染時には重症化しやすいということです。確実な根拠文献は見つからなかったのですが、喫煙がコロナ感染で入院されている方の病気と死亡の重症度の増加に関連していることは間違いないようです。国立国際医療研究センターなどが昨年2月までに新型コロナ感染とコロナ感染重症化リスクの関係の分析をした結果があります。喫煙者のECMOが必要な(重症化)リスクは、喫煙歴がある方とない方を比べたら重症化リスクは、喫煙歴がある方はない方と比較すると、男性で1,51 倍・女性で1,91倍になると書かれていました。タバコを吸ったことがある方は、持病がある方が多く、重症化リスクが高まっているということです。
喫煙が非喫煙者に比較し、新型コロナウイルスで重篤になる可能性が高いという証拠が出たら、喫煙者は煙草をやめたいと思うはずです。
今はコロナ感染の広がりがすごい。重症化は少ないと聞きますが、喫煙歴のある方は、感染対策を徹底しましょう。何よりもタバコを止めることが喫煙による病気を予防し、リスクを下げるために重要です。
今年は、皆、健康でいてほしいですね。
コロナ禍だけど‥前向きに考えよう!
コロナ感染者数が、ようやく減少してきましたが、これまで、家に閉じこもりがちだった生活で趣味などの社会活動が減って、体を動かす機会が少なくなっています。身なりを気にしなくなったり、何事にもやる気がなくなったり、物忘れが増えたという方が少なくありません。
食生活においては、バランスの良い食事をとるようになった人が増えたといいます。でも楽しい食事時間は減っていますね。
睡眠時間はわずかに増えたようですが、熟睡はできていない人が多いです。
さらに心配なことに、認知機能の低下リスクが上昇するという結果があります。
コロナ禍で3人に一人が認知機能の低下を認めるという結果です。
コロナ禍では、健康診断の受診率も低下しています。重大な病気を見逃す危険性が高いといえます。
認知機能低下を阻止するには、①運動②睡眠③タンパク質摂取が大事です。
運動することで脳を活発に動かせることと、高血圧、高脂血症そして心血管疾患にも間接的に良い影響を与えます。ただ、身体機能が低下している高齢者には、一定の運動を行い、維持するのは容易な事ではありません。自分の病気を理解し、自分のペースでゆっくりやりましょう。睡眠は65歳以上では睡眠の浅いノンレム睡眠が多くなります。これは認知機能を低下することに繋がります。良い質の睡眠がとれたらと願います。
食事は肉や魚、油脂が減り、果物、大豆、乳製品、野菜が増えています。
家での時間が増えることは 体に良い食生活を考えるという、これもメリットですね。
コロナ禍は、考え方次第では、ご自分の体と向き合い、健康の秘訣を改めて知ることができるチャンスだったと言えます。
コロナカ良い点もあったなあと前向きに考えています。皆様、頑張りましょう。
ワクチン接種後の注意点
徳島もワクチン接種が進んでいきました。今回は、ワクチンを受けた後の注意点を書きます。
ワクチン接種を受けた方は、15分以上接種した病院でお待ちください。体調に異常を感じたら、職員の方に伝えてくださいね。
入浴は問題ありませんが、接種部をこすらないでください。当日は運動やアルコール飲酒は控えてください。
ワクチン接種の十分な効果がでるのは 2回接種後2週間くらいと言われています。ただ、2回接種している方でも、感染した方の報告がありますね。
「ブレークスルー感染」と呼ばれるものです。デルタ株が広がることで増えてきましたが、ブレークスルー感染は比較的軽症と言われています。ワクチン接種により重症化を防ぐ効果は高いようです。
ワクチン接種が進むこと、周囲の方が皆接種をすることで、社会の中での流行を食い止めることに繋がります。ワクチン接種をしても今まで通り感染対策をすることが、感染を広げないことに繋がりますので、接種が終わっても感染対策を続けていきましょう。