ヒートショックに気をつけましょう
朝晩の寒暖の差が激しく、なんとなく体がだるいな~と感じている方も多いのではないでしょうか?気温の変化に体はなかなかついていけません。
気温の差で血圧が上下して、心臓や血管の疾患が起こることを『ヒートショック』と言います。
入浴時、室内と脱衣場では気温の差があります。脱衣場は部屋より気温が低めで、血管が縮んで血圧が上昇します。浴室はタイルが多く、寒くさらに血圧が上昇します。浴槽の中は熱い。長風呂すると血管が広がり、血圧は下がります。このような温度差で血圧は上下し、めまい、立ち眩み、嘔吐、頭痛が起こります。重症では、脳内出血や心筋梗塞、脳梗塞など起こす恐れがあります。
①高齢者②高血圧・糖尿病など動脈硬化がある方③肥満症④睡眠時無呼吸がある方⑤不整脈のある方は要注意で⑥浴室に暖房設備がない方⑦一番風呂が好きな方⑧熱いお風呂が好きな方⑨長風呂の方(30分以上)の方も気を付けましょう。
予防対策としては●脱衣場と浴室を温めてから入浴しましょう●ゆっくりとお風呂から出ましょう。急な温度の変化は、入浴で血管が広がり血圧が下がっているため、脳まで血液を運ぶ力が弱く、失神することもあります。●お風呂の温度も38~40度と低めにしましょう。●食後低血圧になる方もいます.事故を避けるため入浴は食事の前が良いでしょう。●飲酒後は血管が広がり血圧も低めなので入浴はやめましょう。

季節の変わり目は、血圧が極端に変動しないように体に負担のない入浴方法を心がけましょう。
熱中症に気をつけなければならない人
7月8月梅雨が明けますと、厳しい暑さとなり熱中症に気をつけなければいけません。
次の方々は、特に注意しましょう。
まずは、高齢者の方。高齢者の方は体温調節がうまくできず、体の中に熱がこもりやすくなっています。のどの渇きを感じにくく、体の中の水分は不足しがちです。
こまめな水分と適度に塩分の補給を心がけましょう。
そして、乳幼児の方。小さいお子様は大人より体温が高いのが特徴ですが、発汗がまだまだ未熟で体温調節を上手にはできません。毎年炎天下の車の中で、体温より温度が高い場所で、短時間に体温が上昇し、生命に危険が及ぶ事例に遭遇します。小さいお子様の顔色、発汗状況を大人がしっかり観察しましょう。日頃から暑さに慣れさすことも必要です。服装も選びましょう。環境に応じて衣類の着脱を指導することが大切です。大人と違い、背が低いため晴れた日の地面からの照り返しの温度は強いはずです。
大人が気を付けましょう。
運動に不慣れな低学年の方は、自分の体がまだまだ分からず、無理をするからでしょうか、熱中症になりやすいという統計がでています。
肥満傾向の方も、熱中症になりやすいようです。熱を発散しにくいからだと思われます。
十分な睡眠がとれていない方、体調が悪い方も注意しなければなりません。
二日酔いや下痢で体内の水分が不足している方も危険です。体温調節が普段通り働いてないから、熱中症を起こしやすいといえます。
持病がある方、糖尿病、高血圧、心臓疾患、腎機能障害方も注意してください。
対策として①のどが渇いてなくても、こまめに水分補給をする②暑いときは無理をしない③部屋の風通しを良くする④エアコン、扇風機を利用する⑤外出時は、熱を発散できる服装に心がけるなどをお勧めします。
しっかりと熱中症の知識を持ち、みんなでこの夏を乗り越えましょう。
オンライン資格確認システム導入のご案内
 当院では、オンライン資格確認を行う体制を整えております。
マイナ保険証を利用することで、患者様の同意を頂き、診療情報などを取得・活用することにより質の高い医療の提供に努めてまいります。

 正確な情報を取得・活用するためにマイナ保険証の利用にご協力をお願いします。
(マイナ保険証とはマイナンバーカードを健康保険証として利用できるよう登録したものです)

なお、診療報酬の改定で、6月より医療情報・システム基盤整備体制充実加算を初診料と再診料に加算させていただきますので、ご了承ください。
●マイナンバーカードで診療情報を取得した場合又他の保険医療機関から診療情報の提供を受けた場合 初診料に1っか月に1回 2点
●マイナンバーカードで診療情報を取得出来ない場合                       初診料に1っか月に1回 6点
                                               再診料に1っか月に1回 2点